デスクトップ環境を MATE にしたらやさしい感じになってよかった
いままでは Fluxbox を使っていたのだが、デスクトップの見た目を簡単に やさしくしたい という謎のモチベーションによって、 良い感じのデスクトップを探していた。 Fluxbox でもカスタマイズすれば見た目をやさしくすることはできると思うが、 元々やさしい雰囲気のデスクトップ環境を選択することで楽によい感じにできると考えた。
そこで、 MATE Desktop Environment | MATE デスクトップを試してみた。 こんな感じになった。
MATE について
MATE は GNOME 2 から GNOME 3 への変更を受けいれない人々によって作られたデスクトップで、この方針について私も同意している。 GNOME はなぜ見た目ばっかり激しくてよく分からんインターフェースになってしまったのか……。
見た目について
MATE デスクトップはテーマカラーが緑色でなんとなくやさしい。 私はいままではダークテーマのような格好いい雰囲気の方がよいと感じていたが、 最近はなぜかそういうのではなくてやわらかい印象を与える色を気にいるようになっていたのでなんとなく適していた。
メニューの システム > 設定 > ルックフィール > 外観 の GreenLaguna というテーマに設定し、 背景(壁紙)はデフォルトで入っている草の葉に水が垂れている感じにした。
これでなんとなく緑色が押し出されてまろやかな画面になった。
MATE デスクトップとは関係がないが、 普段から利用しているテキストエディタの Emacs と端末エミュレータの sakura では solarized-light テーマを採用した。 この色は緑色の背景にマッチしていていいし見た目もやさしい。
パネルの設定
パネルの設定は基本的にデフォルトに追加するだけで実用的なものになった。 よく使うソフトウェアを上のパネルにランチャーを追加した。
といっても私は基本的に ALT+F2 でソフトウェアを起動するクセがついているので、 常用するソフトウェアについてはあまりランチャーを使ってない。
ただ後述する MATE を使うことによって知った便利ツールのコマンド名は覚えていないので、 ランチャーから起動している。
便利ツールについて
MATE を使うことで知った便利ツールのうちで最も優れているものは、
mate-disk-usage-analyzer
というコマンドで起動できる 「MATE ディスク使用量解析」
というソフトウェアである。
これを使うとホームディレクトリ以下でどのディレクトリがディスク容量を逼迫させているかを調べられる。
同じことは、 ncdu
コマンドでもできると思うかもしれない。
しかし、 mate-disk-usage-analyzer
の方が、円グラフで良い感じに表示してくれるからよいのだ。
次に便利だと思ったのは mate-power-statistics
コマンドで起動できる 「電源使用率の統計」
というソフトウェアだ。
電源の状態を詳細に確認できて嬉しい。バッテリーに関する統計情報を見れたりする。
地味に必要な機能について
Window を画面の左端、右端にドラッグすると画面全体の左半分、右半分の位置とサイズでウィンドウを配置してくれる。 これがデフォルト設定でできるのはありがたい。
おわりに
MATE デスクトップは普通に使うのに何ら困らないし、 画面にやさしさを求める私にはフィットしていた。
あまりいないと思うけど同じモチベーションを持つ人がいたら MATE はおすすめ。